色々な便秘の最近のブログ記事

子供の便秘


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便秘のお悩みというのは何も大人の女性だけではありません。生まれたばかりの赤ちゃんだって便秘になることがあります。便秘になるメカニズムは既にお話しましたが、それと同じ状況が作られれば赤ちゃんも便秘になります。大人の便秘と違ってここで問題なのは、赤ちゃんは自分でそれを訴える手段がないということです。赤ちゃんが何らかの症状を訴える時には泣いてそれを知らせます。ですがお腹が空いてミルクが欲しい時も、おむつの中がいっぱいになっていて気持ち悪い時も、同じように泣きます。そのため、なぜ泣いているのか特定できないことから赤ちゃんの便秘に気づかないことがあります。
新生児の赤ちゃんは生後1ヶ月くらいまでは頻繁に便を出します。それだけ体内に蓄積する能力がなくて、少したまるとすぐに排出するということを繰り返しているからです。それが徐々に成長するにしたがって便の回数が減ります。これは成長なので全く問題はありません。場合によってはそれが2,3日便が出ないということもあります。それまで頻繁に出ていたものがいきなりピタッと止まるわけですから心配になりますが、赤ちゃんそのものの機嫌が良くて、2,3日間隔でもまとめてたくさんの柔らかい便が出ていれば問題ありません。
赤ちゃんの便秘と呼べるのは、さらに便が出ていなくて3,4日に及んでいる段階からです。この時点になるとお腹に膨満感といって、いっぱいになって膨らんだ感じが分かるようになります。また不快感や腹痛、便を出すときに痛むなどの症状が伴ってきます。こうなると立派な便秘です。
ここで出来る対策としては、お腹のマッサージをしてあげること。ソフトなマッサージによって腸の動きを活発化させて排便を促します。また「マルツエキス」を与えるという手もあります。これは薬局で簡単に手に入ります。他には白湯や砂糖水を与えて腸内の水分を補給し、便を柔らかくするという方法もあります。これなどは大人の便秘対策と考え方はほとんど同じですね。
大人の便秘対策とちょっと違うのはここからです。もっと原始的、かつ物理的な対策です。綿棒浣腸と言う方法です。名前だけ見てどんなことをするのか想像がついた方も多いかと思います。おそらくそのご想像の通りです。肛門に綿棒を入れて中をグルグルっと刺激します。すると腸が刺激されて便が出てくる...これは大人の女性にはなかなか出来ませんね。
子供用のイチジク浣腸もあるので、それを使ってもOKです。

妊娠中の便秘


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妊娠中の女性は便秘になりやすい。これは男性にはなかなかピンとこない話ですが、妊娠や出産を経験した女性にとっては半ば常識となっている話です。ただでさえ女性は便秘になりやすい上に、妊娠するとさらに便秘の可能性が高まるのですから、女性が警戒しているのも理解出来ます。
それでは、妊娠中の便秘はどうして起こるのでしょうか。まずはそのメカニズムを見てみることにしましょう。
妊娠中、女性の体内には黄体ホルモンが増加します。この黄体ホルモンについての細かいことは割愛しますが、この黄体ホルモンが便の回数を減らしてしまいます。つまり便秘の原因になります。次に、胎児が成長すると子宮が大きくなるのでその分だけ腸が圧迫されて便が通りにくくなります。これも便秘の直接的な原因です。さらに妊娠中は大腸内で水と電解質の吸収が高まるので、便の水分が奪われやすく、便は硬くなってしまいます。これもやはり、便秘の原因です。これだけ便秘の要因が揃っているため、妊娠と便秘はもはやセットになっていると言っても良いでしょう。
便秘を改善する方法の中には妊娠中に使えない、または使いたくないものもあります。便秘の薬を飲もうにも、胎児に悪影響が出るようなものは避けたいですし、胎児が大きくなっている状態で体操など体を動かす便秘対策はリスクを伴います。
そのため、実際に妊娠時に便秘を経験した人たちの声をまとめてみると家庭で出来るレベルの簡単な対策を地道に行っていることが分かります。食生活にちょっと工夫を取り入れてみるというのも効果的です。牛乳やヨーグルトなどをよく飲み、食べるのは栄養も摂れるので良いと思いますし、ヒジキのような海藻を多めに食べるというのも、同じ理由でマルです。そして、もちろん大腸内に不足しがちな水分を多くとるのも有効でしょう。
そんな中、食生活と並んでほとんどの妊婦さんが経験している方法がひとつあります。それはウォシュレットのような洗浄機能付きのトイレです。お尻を清潔に出来るということで大変人気のウォシュレットですが、便秘に悩む妊婦さんはこの洗浄時に肛門を刺激することで便秘対策にしているようです。筆者も愛用していますが、確かに一度用を足し終えた後でジェット水流を当てると、大腸が刺激されてもう一度出た、ということは何度もあります。ウォシュレットは痔の対策にもなります。妊婦さんは痔になりやすいリスクもあるので、ウォシュレットは色んな意味で妊婦さんの味方です。

動物の便秘


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便秘は人間特有の症状だと思ったら大間違いです。確かに野生に暮らしている動物は毎日活発に動き回っているので便秘になるということはよほどの重病以外には無いかも知れません。ですがペットとして人間と一緒に生活している動物は、人間と同じような生活をしているだけあって、人間と同じように便秘にもなります。
ペットとして一般的な犬や猫で見ると、便秘になるのは圧倒的に猫のほうが多いそうです。やはり犬と違って散歩に出ることがありませんから、ややもすれば一日中寝そべっていることもあり、運動不足からくる便秘は確かに可能性がありそうです。余談ですが、猫の語源は「寝子」なので猫が一日中寝ているのは今の始まったことではないのですが。
運動不足による腸の機能低下や活動低下が原因となって便秘となるケースの他にも食事量の不足、水分の不足、食物繊維の不足...これって人間が便秘になる理由と全く変わりませんね。ということは、犬猫の便秘解消法も人間と同じで良いということなのでしょうか。
結論から言いますと、人間とだいたい同じです。水分が足りなければ水分を補給し、運動が足りなければ運動する。これでだいたいの便秘は解消出来ます。
ただ問題なのは、犬猫は人間の思惑通りに動いてくれないという点です。水分が足りないせいで便秘になったとして、それでは水をたくさん飲ませようと思っても犬猫は思ったように水を重点的に飲んではくれません。人間と違った難しさはそのあたりにあると思います。
また、犬猫の便秘に使える便秘薬というものもちゃんとあります。最近の犬猫は人間顔負けの生活をしていますが、まさか便秘薬まであったとは。犬猫用の便秘薬だからと言って人間用の便秘薬と成分はほとんど変わりません。用は量が多いか少ないか程度の違いです。
まずは硫酸マグネシウム、酸化マグネシウムを含有する便秘薬。これらの物質は体に吸収されないので、これが腸に入ることによって浸透圧で腸に水がたまりやすくなります。水がたまると便は柔らかくなり、また異物が腸に入っているので腸はそれらを排出しようとします。
次にカルメロースナトリウム。これは水を吸収すると膨張して大きくなる特性を持っています。大腸内でこれが膨張すると刺激されて便が押し出されます。人間でも宿便を出すために使用される薬剤です。
犬猫の世界でも人間と同じように、肥満が問題になっています。便秘の解消はダイエット効果があるので、便秘だけでなくダイエット効果を期待してこれらの薬を使用する飼い主さんも多いようです。

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