2007年10月アーカイブ

便秘の種類


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便秘と言っても色々な種類があります。

これはあまり知られていないことですが、便秘の種類を知ることが解決の糸口になりますから、ここでは便秘の種類についてお話しましょう。

まず、便秘には大きく分けて急性型便秘と慢性型便秘とがあります。

急性型便秘というのは急激な環境の変化によって起こるもので、その環境が元に戻ると便秘も解消されるのでそれほど問題ではありません。海外旅行に行ったら便秘になった、というのはまさに急性型便秘です。
そうではなく日常的に便秘になってしまう慢性型便秘がここでは問題となります。さらに、この慢性型便秘にも大きく2つの種類があります。それは常習性便秘と症候性便秘。症候性便秘というのは他に何か病気を患っていて、それが原因で起こる便秘ですからここで言う日常生活で起こる便秘とは違います。ここでのお話に該当しているのは前者の常習性便秘です。
さて、さらに話は進みまして、この常習性便秘には原因別に3つの種類があります。それぞれ「直腸性便秘」「痙攣性便秘」「弛緩性便秘」と呼ばれています。原因別に分類されていると申し上げましたが、それではこの3つの便秘について原因を見てみましょう。

まずは「直腸性便秘」。これは正常に直腸まで便が運ばれてきて"スタンバイ"の状態になっているのに、その事実が大脳にちゃんと伝わっていない状態です。せっかく便がスタンバイされていても大脳にそれが伝わらなければ便意とはならないので、便が出そうになっていることに気づかないため、そのまま便秘状態になってしまいます。直腸性便秘の場合、出てきた便が太くて硬いのが特徴です。

次に「痙攣性便秘」。主に疲れや過度のストレスによって起こると言われています。ストレスがかかっていると常に内臓、特に腸が緊張している状態になるので便秘や下痢が頻発します。お腹が痛いという感覚はあるのに、便は出ない若しくは少ないということがあったら、この痙攣性便秘を疑ってみるべきだと思います。出てきた便はウサギの糞のような形をしているのが特徴です。
最後に「弛緩性便秘」。これは運動不足や加齢によって腹筋の筋力が弱くなっている女性に多い便秘です。腸の能力が弱くなっているので便をちゃんと肛門まで運べないので、便意があったりお腹が張っているのに出ないという意味で苦痛が伴う便秘です。弛緩性便秘の場合は便があまり硬くないのが特徴です。

便秘と言ってもこれだけ細かく分類されているということは、それだけ人間の体はデリケートに出来ているということですね。

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